高血圧症とは?

pres高血圧症とは高い血圧が続く病気です。高い血圧が長い間、動脈にかかるとこれに対抗するため血管の壁が厚くなってきます。また中には血管の一部が狭くなります。これが動脈硬化です。動脈硬化は心筋梗塞や脳梗塞を引き起こし、死に至る場合もあります。高血圧症が「サイレント・キラー(沈黙の殺人者)」と呼ばれる所以です。高血圧症は2種類あり、一つは生活習慣が主原因である本態性高血圧症。もう一つは腎臓や内分泌の病気が原因の二次性高血圧症です。日本人の高血圧症は95%以上が本態性高血圧症です。
この高血圧症を引き起こす生活習慣は肥満、糖尿病、ストレス、喫煙、高塩分の食事、飲酒の習慣などです。

 

高齢者の医療費トップ

2006年の調査では日本人の40~74歳のうち、男性は約5人に3人、女性は約5人に2人が高血圧症でした。日本人には大変多い病気といえます。
そして65歳以上の高齢者の医療費で3割強を占めているのが高血圧とその結果である病気の治療費です。
高血圧症だけでは、ほとんど症状はありません。しかし、高血圧症を放っておくと動脈硬化を起こします。

動脈硬化により血圧がますます高くなることで、心臓の働き過ぎにより心臓が弱ります。これらによって心筋梗塞脳梗塞を起こし、死に到らせる場合もあります。高血圧症は心臓や脳だけでなく、人体に不必要な物を排泄する腎臓にも大きな負担をかけます。

高血圧症の治療は薬物治療(降圧剤)と生活習慣の改善です。ただし降圧剤の治療は本態性高血圧症そのものを治す治療ではありません。血圧を正常に近づけることで心筋梗塞や脳梗塞を予防することが目的です。

 

東洋医学では高脂血症をこう捉える!

 気・水の流れで改善

高血圧症はほとんど自覚症状がありませんが、東洋医学では次のような東洋医学的体の偏り(:証〈しょう〉といいます)があると、高血圧症になっている、またはなりやすいと考えます。

肝鬱化火証
主に精神的ストレスが急激にかかる又は長期間続くことにより、イライラしたり感情を抑える状態(:肝鬱)が原因で気の流れが悪くなります。さらにひどくなると体の熱を生じる(:化火)といいます。

肝腎陰損証
体に必要な水分(:陰)に深く関わっている五臓の肝と腎が、肉体的・精神的ストレスや夜更かしなど生活の不摂生により弱り、陰が不足した状態です。

痰濁証
飲み過ぎや食べ過ぎにより、体に不必要な水分がたまった状態をいいます。これが気のめぐりを妨げます。


東洋医学的治療は、「肝鬱化火」には熱をとり、肝を整え気の流れを良くします。「肝腎陰損」には肝と腎を整えながら陰を増やしていきます。「痰濁」にはたまった水分を動かし、流れを良くしていきます。このように体を治療して、結果的に高血圧症の改善へと導きます。

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