高脂血症とは?

koshi高脂血症とは血液中の脂質であるコレステロールや中性脂肪が多すぎる病気です。高脂血症は動脈硬化の大きな原因となります。この動脈硬化が心筋梗塞・脳梗塞を引き起こします。

高脂血症は2種類あり、一つは遺伝子が原因の原発性高脂血症。もう一つは糖尿病や肥満、アルコールなど生活習慣が主原因である二次性高脂血症です。日本人の高脂血症は80%以上が二次性高脂血症です。

高脂血症は3タイプあり、
①LDL(悪玉)コレステロールが多い
②HDL(善玉)コレステロールが少ない
③中性脂肪が多い
のいずれか又は複合です。

約7割の人が自覚なし

日本では高脂血症は多く、平成18年の調査では男性50代で約2人に1人、女性60代で約3人に1人です。また自分が高脂血症であると自覚していない人は70%にも上っています。同じ生活習慣病である「糖尿病」や「高血圧」に比べると高脂血症は軽視される傾向があり、それが患者数の多さや自覚の無さに繋がっているのかもしれません。

心臓病・脳卒中の原因に

高脂血症により動脈硬化が形成されても、自覚症状はほとんどありません。心筋梗塞・脳梗塞の発作を起こして初めて症状が出現します。それも重篤な症状です。日本は心筋梗塞などの心臓病と脳梗塞などの脳卒中が総死亡数の約30%を占めています。これが高脂血症の治療や予防が重視される所以です。
高脂血症の治療は主に食事療法、運動療法、薬物療法です。

東洋医学では高脂血症をこう捉える!

早期発見・改善も可能

高脂血症はほとんど自覚症状がありませんが、東洋医学では次のような東洋医学的体の偏り(:証〈しょう〉といいます)があると、高脂血症になっている、またはなりやすいと考えます。

「脾虚湿盛証」
脾虚とは主に消化や吸収、栄養の運搬を主(つかさど)る脾(東洋医学の五臓の一つ)が弱っている状態です。湿盛とは水の流れが悪くなり、たまった状態をいいます。

「肝欝化火証」
主に精神的ストレスが急激にかかる又は長期間続くことにより、イライラしたり感情を抑える状態(:肝欝)が原因で気の流れが悪くなります。さらにひどくなると体の熱を生じる(:化火)をいいます。

「肝腎陰損証」
体に必要な水分(:陰)に深く関わっている五臓の肝と腎が、肉体的・精神的ストレスや夜更かしなど生活の不摂生により弱り、陰が不足した状態です。

東洋医学的治療は、「脾虚湿盛」には脾を元気にさせ、水の流れを良くします。「肝欝化火」には熱をとり、肝を整え気の流れを良くします。「肝腎虚損」には肝と腎を整えながら陰を増やしていきます。このように体を治療して、結果的に高脂血症の改善へと導きます。

LINEで送る