いつの間にか年末です。
夏が終わったと思ったら急に涼しくなり、そのまま維持してここへきて急に寒くなりました。
周りにも風邪ひきさんが増えてきたように感じます。
そこで、風邪の時タイミングと症状が合えばびっくりするくらいよく効く漢方薬についてお教えします。

何故漢方薬かというと、コンビニエンスストアや深夜営業のスーパーで普通にサプリメントみたいな顔して売っている事が多いんですよね。
これから年末年始で病院がお休みになったり、師走スケジュールで病院に行く時間が取れなかったりする方の、転ばぬ先の杖にならんことを願って。

●風邪と言えばもっとも有名な「葛根湯」
初期の風邪で、ゾクッと寒気がくるものによく効きます。汗はかいておらず、布団をかぶってもかぶっても寒く、肩や首筋、頭が張ったように痛んで「あ、こりゃ風邪や…」と思った瞬間に飲むと効果抜群です。
ちなみにこの葛根湯、肩こりの時に飲んでいる人もいます。とても便利で有名な漢方薬なんですが、「麻黄(マオウ)」という生薬が含まれているので、狭心症や心筋梗塞の既往歴のある方は注意が必要です。もっとも、心臓に不安のある方は定期的に病院に通い、注意事項もお医者さんから受けていらっしゃると思うので釈迦に説法だとは思いますが。

●汗をかいてる「桂枝湯」
風邪の初期で、悪寒・発熱、そして頭痛のある場合。葛根湯の時と似ていますが、こちらは汗をかいています
今は寒いから汗かいているかどうかわからないかもしれませんが、そんな時は脇の下に手を入れてみて下さい。汗の具合がよく分かりますよ。
どうでもいい無駄知識として、桂枝湯には「桂皮」つまりシナモンが含まれています。「にっき」「肉桂(にっけい)」とも呼ばれています。甘くてスパイシーな香りはスパイス界の女王様です。多分。

●のどの痛みに「甘草湯」
いわゆる扁桃腺炎に。扁桃腺どころか口内炎にもわりと効く、甘いお薬です。
色々な漢方薬に甘草は入っていますが、甘草湯は甘草だけしか入ってません。うがい薬として使う方もいます。
甘草でうがいをしてそのまま飲み込んでいる、という折衷案というか一石二鳥というか、そんな使い方をする人も聞いたことがありますが、うがいした液体を飲み込むことに抵抗が無ければやってもいい…のかな……
とにかく、のど痛かったら甘草です。鉄板です。

●鼻かぜに「小青竜湯」
水っぽい鼻水や、水っぽい痰の出る咳の風邪に。
のどの奥の方がぜろぜろいって、咳をしても粘っこい痰がでない、鼻水はこらえることが出来ずにつーっと流れ出る、なんだか水っぽい風邪と言えばイメージが湧くでしょうか?この漢方薬は花粉症や喘息にも効くとされているため、最近では葛根湯の次ぐらいの確率でコンビニに置いてあります。
似たような名前で大青竜湯というのもありますが、こっちはコンビニで見たことないです。なんでだろう?お高いのかしら?

 

以上四種類、メジャーな初期の風邪と漢方薬をご紹介しました。
これで急な風邪でも安心……してはダメです。
せわしない時期の風邪はひいてしまってから治すより、風邪をひかないように予防する方が圧倒的に簡単です。
・ご飯をちゃんと食べる (オカン語:「ご飯残したらあかんやないの。きちんと食べなさい!」)
・睡眠をきちんととる (オカン語:「夜更かしせんとはよ寝な、明日バテるで。」)
・身体を冷やさない (オカン語:「湯船に入って100数え終わったら出てもええわ」)
・手洗い・うがいをまめにする (オカン語:「おやつは手ぇ洗ってうがいしてからや!」)
子供の頃お母さんに言われていたこの4点のルールを守る事が、あなたを風邪から守る事も覚えておいてくださいね。

 

 

LINEで送る