糖尿病とは?

糖尿病とは血液中の糖(:血糖)の濃度が高くなり、その状態が長く続く病気です。
糖尿病には1型糖尿病と2型糖尿病の2種類があり、生活習慣が悪くて起こるのは2型糖尿病で、日本の糖尿病の9割がこちらといわれています。

年間約1万4千人が糖尿病で死亡

平成19年の調査によると、日本では「糖尿病が強く疑われる人」890万人と「糖尿病の可能性を否定できない人」1320万人を合わせて、2210万人いると推定されています。
これは日本人の5~6人に1人の割合となります。また糖尿病が疑われる人の約4割が、ほとんど治療を受けたことがないといわれています。
ちなみに糖尿病で亡くなられる方は年間で1万4千人くらいいます。

早期発見・治療が重要

血糖値が多少高くても症状が出ないことがほとんどです。tonyo
糖尿病が少し進むと手足のしびれ便秘などがあらわれます。
もう少し進むと
□のどが渇いて水分を多くとる(多飲
□食欲が異常に出る(多食
□尿の回数や量が増える(多尿
□たくさん食べるのに体重が減る
全身がだるく疲れやすい
□皮膚にかゆみおできができる
などがあらわれます。

それでも放っておくと、
視力の低下や失明(糖尿病性網膜症)
手足の知覚低下や強いしびれや痛み
発汗異常や勃起障害など(糖尿病性神経障害)
さらに腎臓が働かず体内に毒素や水分がたまる(糖尿病性腎症)こともあります。

その他として高血糖により動脈硬化が進むため、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞が起こる率が高まります。

 

東洋医学では糖尿病をこう捉える!

体に熱がたまり、水分が無くなる状態

糖尿病の多飲・多食・多尿の症状は、東洋医学では「消渇(しょうかつ)」と呼ばれます。
消渇の発症メカニズムは体にがたまり、この熱のために体に必要な水分(といいます)がなくなるため、と考えます。
消渇を引き起こす原因として「飲食の不摂生」「情志の失調」「陰虚」があります。

飲食の不摂生」とは食べ物、飲み物の量・内容のバランスが偏ることです。
この場合は長期間甘い物を食べたり、美食が過ぎたり、過度の飲酒をすることです。これらがたまることで体内に熱を発生します。

情志の失調」とは精神的な不安定状態や過度の考えすぎのことです。これらが続くことで体内に熱を生じます。

陰虚」とは体に必要な水分が不足することです。夜ふかしや働き過ぎなどで体に必要な水分が足りなくなります。これにより体を冷やすことができず、体内に熱を生じます。
東洋医学は食事、精神、生活の乱れから消渇を引き起こす、と考えます。

東洋医学的鍼灸治療は、この熱をとること(:清熱)と、陰を補うこと(補陰)を行うことで、消渇を改善させます。

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