ダウンロード今日は少し真面目な話を。「五月病」という言葉があります。おそらく皆さんご存知で、
「俺、今ソレの真っ最中だよ~♪」とおっしゃる、初一人暮らしの学生さんや新入社員の方もいらっしゃるかもしれません。いやいや、♪つけてる場合じゃないんですが(笑)
実は医学的に「五月病」という病は存在しません。
でも、「恋の病」が存在しないのに誰もがそれを知っているのと同じくらい、やっぱり存在する病です。
この病について考えてみたいと思います。

 


主に五月の連休明けから六月頃にかけてみられる心身の不調

症状として、抑鬱気分(気分がはれない)、思考抑制(考えがまとまらない)、不安感、焦り、不眠、、やる気が出ないetc……といった精神的な症状。また、頭痛、腹痛、肩こり、貧血、強い疲労感、etc……といった身体症状などc2008042604341597_1
 
原因として、入学、新学期、入職など、環境の大きな変化。
入社、受験の区切りがつき、緊張状態からの解放。
新しい環境への不安や失望。
新しい人間関係が上手く行かない……などがあげられる
                      
 あれ?ちょっと調べて羅列してみましたが、
「入学、新学期、入職」を「結婚、身内の入院、転職」に変えたら何月に起こっても構わない様な条件出てきましたよ?
なんだかフレッシュな新入社員や新入生が大人の階段昇る時の通過儀礼チックな、ほほえましささえある「五月病」ですが、実はライフイベント(人生の節目・行事)によって引き起こされる環境の変化に対応しきれずに心身の状態を崩してしまう「適応障害」という精神疾患の一つです
適応障害のうち、五月頃に見られることが多いものを切り取って「五月病」と言っているんですね。

そして四月に起こった環境変化が主な原因である
、と。変わってしまった環境に対応するのって、変化が大きいほど、数が多いほど、誰にだってしんどいんです。対応出来たら出来たで、今までの緊張が解けて疲れも出ちゃうし。

今までは人生の節目にも親御さんや周りの人たちがある程度の指針を示してどうすればよいかアドバイスをくれ、時に厳しく指導し、守ってくれていましたが、初めて自分だけの力でそれを乗り越えようとしている人たちがちょっと躓いちゃった。それを「きちんと注目して、何とかせんといかん」と、別枠で名前を付けた。それが「五月病」です。病名でないのに病名の様な振りしているのは、みんな、そのことをホントはよく分かっているからなんでしょう。些細な事にいちいち別の病名付けませんもんね。

今、「五月病」っぽい感じのある方、おめでとうございます。
あなたは今、様々なストレスに自分だけの力で立ち向かい、人生について立ち止まって考え直す機会を得ました。うすらぼんやりと人任せ、何となく流されている人には出来ない事です。自分の人生を自分のものにしつつあります。

何度目かの「五月病」の方もおめでとうございます。
頑張り過ぎるとしんどい事を知ったあなたは幸いです。その内折り合いがつくようになる。ing110206_80-240x360

好きな音楽を聴く
スポーツを楽しむ
新しい環境で新しい目標を作り、邁進する
無理の無い範囲でコツコツと動いてゆきましょう。
一歩が無理なら半歩でいいじゃない。

そして五月病っぽい人が近くにいる方にお願いしたいのは、彼らを孤独にしないで下さい
励ましもアドバイスもいりません。あなたが近くにいて、彼らを認めている事だけ伝えて下さい。
彼らは一時的に気が滅入っちゃってるだけです。無能じゃないし、常識知らずでもありません。ただ単に経験値が不足しているだけです。

でももし、彼らの心身の不調が長く続き、症状がどんどん悪化しているように見えたら、専門機関へ連れて行ってあげて下さいね
適応障害なんて、原因となるストレスから離せば半年経たずに治ると言われています。死なないから!大丈夫だから!
LINEで送る